確固たる意志を持った新婦。
その想いを叶えるために別日に分けましょう!
となった2部制結婚式。
天空のチャペルで両親に向けた結婚の報告と
大好きな友人と過ごした披露宴は
涙も笑顔も溢れる2人だけの結婚式でした。
◇新婦の強い想い
「バージンロードを歩くのは、お父さんしか考えられないんです。」
これが新婦の結婚式に対する強い想いでした。
新婦のご両親はすでに他界されていて、
新婦は伯父夫婦に育てられました。
伯父さんにはとても感謝をしているが、
バージンロードとなるとお父さん以外考えられない。
そんな想いから思い切って、
挙式と披露宴を別日にすることにしました。
挙式会場も当初軽井沢を想定していましたが、
新郎新婦の想いを汲み取りまして、
挙式会場の候補をひとつだけ、ご提案させていただきました。
その会場が新婦の心にとても響き、挙式会場となりました。
◇挙式前日の入籍
新郎新婦のウェディングイベントは挙式の前日から始まりました。
それは入籍。
そこに今回のスタッフも入籍の瞬間を立ち合わせていただき、撮影を行いました。
ずっと続く、結婚記念日となる日。
この日も最高の記念日となるよう、サポートさせていただきました。
入籍当日は挙式会場に前泊し、
記念日のディナーを楽しんでいただきました。
◇天国に近いチャペルで結婚式
新郎新婦が挙式会場として選んだのは
標高1000メートルに位置する天空のチャペル。
少しでもご両親を近くに感じられるようにと、この会場を選びました。
挙式はふたりだけで、天国にいる親御様に幸せになることおを誓いました。
挙式の前後にはロケーションフォトも撮影し、
2人だけのとびきりの時間を過ごしていただきました。
ヘアメイクさんは新婦の行きつけの美容院の方に、撮影スタッフも気心の知れた中の方にお願いし、できるだけリラックスして、心からこの日を楽しんでいただけるようにしました。
新郎新婦は挙式の日もホテルに宿泊し、昨日とは違ったディナーを召し上がっていただきました。
◇大好きな友達と笑顔溢れる披露宴
披露宴ではとにかく楽しく、笑顔で過ごしたい!
そして、感謝を伝えたい。
この思いで披露宴を組み立てていきました。
しかし、今回の2部制の結婚式の意図や思いは
みんなに知っていてほしい。
その思いは入場前の動画で伝えることにしました。
動画では入籍日と挙式日の様子はもちろん、
お盆にお墓参りに行った際のことも入れました。
そして、今回の結婚式の意図。
新郎新婦が入場前の会場には
涙をこぼすゲストがたくさんいました。
それでも、涙はここまで!と言わんばかりに新郎新婦は明るい曲で入場。
コロナ禍もあり、
キャンドルサービスができないため
個包装されたシフォンケーキをゲストにプレゼントして回りました。
新婦の衣装も特にこだわり、披露宴では
蜷川実花さんデザインのドレスを着用。
テーブルごとにソファー席を起き、新郎新婦が各デーブルでゆっくり話せるように、歓談時間も長めに調整しました。
そこで今まで支えてくれた家族や友人
そして、育ててくれた伯父夫婦にしっかりと感謝を伝えていきました。
◇結に
新郎新婦の想いをしっかりと汲み取れて、かつ、ゲストの方々を大切にすることができた結婚式だったと感じています。
大切にしたい人一人一人にちゃんと感謝を伝えたい。
そして、それは参加してくれるゲストだけではなく、実の両親も入ります。
挙式では新婦のご両親を大切に。
披露宴では家族と友人を大切にに。
天国にいるお父様お母様にも、ちゃんと大切にしたいという気持ち、感謝の気持ちはきっと届いたと、自然に信じることができました。
コロナ禍もあり、挙式と披露宴を別々にするという形式も増えてはきました。
しかしコロナが理由ではなく、この形式を選択したことで、2部制の結婚式はもっと可能性のある方法だと感じられました。