アメリカ在住のカップルが「日本のどこか、自然豊かな場所で小さな結婚式を挙げたい」と相談を寄せてくれました。
日本に訪れたことのない新郎様とのウェディング。時期もエリアも自由に決められる
最初の打ち合わせでは、ふたりの好きなことや大切にされたいポイントをお伺いし、日本各地さまざまなロケーションを提案させていただきました。
建築家である新婦様が日本の茅葺き屋根や、伝統的な日本家屋の風景に惹かれていたこともあり、紅葉の時期に白川郷でふたりだけのフォトウェディング案から始まりました。
しかし、10名以下の親しい家族や友人を招いた結婚式を望むふたりのために、
観光地から離れた静かな空間として石川県の里山を提案。
その場所は、以前訪れた際に味噌作りのワークショップで出会った茅葺き屋根の宿泊施設。
温かな人々と心地よい自然が広がる場所で、3日間にわたるアットホームなウェディングプランを計画しました。
遠距離での準備となったため、挙式当日までのコミュニケーションはオンラインで行い、
ムードボードでテーマカラーをベイビーブルーに決定。
ゲストには動きやすい服装をお願いし、結婚式当日はベイビーブルーのドレスコードを設定しました。
初めて日本を訪れるゲストへのギフトには、テーマカラーに合わせたうちわと手拭いを用意。
また、おふたりの思い出に残るアイテムとして、
石川県の陶芸作家に依頼し、特注のピアスとラペルピンをデザインしました。
🌾Day1(前日)
ゲスト全員が石川県に集合。
地域のおばあちゃんの畑で収穫体験を行い、翌日のディナーで使う野菜を自ら収穫。
その後、地元のイタリアンレストランでリハーサルディナー。
地元食材をふんだんに使ったフルコースでゲスト同士の交流を深めました。
🌾Day2(挙式当日)
貸切バスで能登エリア観光。
神社や灯台での記念撮影を楽しみながら、クライマックスは千枚田でのサンセット挙式。
新郎の弟が司式を担当し、親しい人々の前で誓いの言葉を交わしました。
オンラインでのライブ配信も行い、海外の友人たちにも挙式の様子を届けました。
挙式後は、地元の旬の食材を使ったディナーと、星空の下でのパーティーを開催。
自然の音を感じながら、古民家での一夜を楽しみました。
🌾Day3(翌日)
最終日は、釜戸での餅つき体験。
地元のおばあちゃんと一緒に餅をつき、みんなで温かな時間を共有。
最後に、ふたりの門出を祝う言葉を交わしながらお開きとなりました。
「自然と調和する里山の結婚式」
おふたりもゲストも肩の力を抜いて楽しめる、
自然体の結婚式を提案しています。
石川県の里山での3日間のウェディングは、
現代の忙しさから離れ、心の赴くままに大切な人たちと過ごす贅沢な時間。
都会の喧騒を忘れ、日本の原風景の中で過ごす時間は、
ふたりにとってもゲストにとってもかけがえのない思い出となりました。
石川県の里山に息づく自然と人々の温もりを感じる結婚式。
非日常の空間で、大切な人たちと過ごす3日間のウェディングプランをご提案しています。