開催時期:2018年 秋シーズン
場所:長野県北佐久郡
会場:ハウスオブ軽井沢
ゲストの人数:10人以下
参考金額:非公開
大切にしたい人と過ごす一泊二日の結婚式。
家族が親しくなるという瞬間を見ることができ、
この上なく、家族っていいなと感じられる結婚式でした。

◇2度目ましての新婦

実は新婦と会うのは2度目でした。

1度目はお姉様の結婚式。
お姉様の結婚式も私がプロデュースさせていただき、その時にとても感動してくださって、
「私の結婚式もお願いいたします!」とご連絡いただいたのが今回のはじまりでした。

「本当に大切な人たちだけで、おうちでパーティをするようなリラックスした非日常を過ごせるようにしたい。」

これが新郎新婦の結婚式のイメージであり、願いでした。


美味しい料理と美味しい飲み物で会場を彩りながら、
記念日には帰ってくる場所にできる場所だとありがたい。

そんな想いも聞いた上で、
新郎新婦と軽井沢のレストランへランチに行きました。

軽井沢の静かな森の中にたたずむオーベルジュ。
軽井沢ならではの静けさと癒しの空間も素敵ですが、
私がもう一つここを訪れた理由はオーナー夫婦。

物腰柔らかく、穏やかな2人が結婚式の本質を大切にして,
結婚式づくりを応援してくださいます。

結婚式の後の記念日にはここに帰ってくる新郎新婦も多く、今回の新郎新婦にもそんなご縁になったらいいなと願い、ご案内しました。


◇準備から家族も一緒に

お姉様の結婚式の際、お父様が歌を歌っていたのがとても印象に残っていたようでして、今回もお父様にお願いしました。
そうと決まってからは、お父様はお母様と一緒に毎日カラオケに通い、練習に励んだそうです。

お姉様がイラストレーターをしていることもあり、結婚証明書やお父様の歌の歌詞カードを作ってくださいました。



◇結婚式当日

新郎新婦は前泊して、お支度を早めに済ませ、軽井沢でのロケーションフォトを行いました。

その後、受付は新郎新婦自身で行い、家族をホームパーティに招き入れるような形で結婚式は始まりました。

ガーデンで人前式を行い、レストランで食事会が始まります。

ロングテーブルを用意して、新郎新婦も家族と同じテーブルで食事と会話を楽しむ。

また、家族紹介も食事をしながら行いました。
こうすることで、家族同士の距離がグッと近くなったように思えました。

司会はお姉様が担ってくださり、お父様が歌ったのは、小田和正さんの「たしかなこと」
これをみんなで歌いました。

満面な笑みと「幸せ」「ありがとう」「楽しい」「美味しい」などの心からの言葉とともにゲストみんなでパーティを作り上げ、
リラックスしながら非日常的なパーティを楽しんでいただけたように思います。

結婚式当日は家族全員で軽井沢に宿泊し、
夜もまた家族全員でディナーを楽しんでいただきました。


◇感想

親御様同士が話す機会はありますが、家族同士というのはなかなか難しく思います。
この結婚式を通じて、両家同士が親しくなるというのはとても親孝行なことだなと、家族ってすごくいいなって純粋に思いました。

派手なことはせず、余計なものを削ぎ落として、家族を大切にするという一点にフォーカスした結婚式。
コロナとは関係ない時期にこの選択をした新郎新婦を、今こうして振り返っても素敵だなと心から思います。

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このレポートのプランナー
結婚式は楽しくなくっちゃ!
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Producer’s Wedding

熊谷 麻里子

ウェディングプランナー歴 27年
ウェディングプランナー歴 27年